平成28(2016)年 理事・評議員会、総会 報告

2016年3月3日(木)

会員各位

去る2016年2月25日、理事・評議員会、総会の合同会を開催いたしました。下記、議案につきまして、可決承認されました。お忙しい中、会成立のためのご協力やご参加をいただき、誠にありがとうございました。

<本件連絡先> サステナビリティ日本フォーラム事務局

〒108-0071 東京都港区白金台3-19-6白金台ビル5F

TEL 070-5598-0295
FAX 03-5423-6921
info@sustainability-fj.org

■開催日:2016年2月25日(木) 理事/評議員会、総会 18時00分~19時30分
■場所:特定非営利活動法人アイ・エス・エル 千代田区紀尾井町4-1 新紀尾井町ビル5階
■参加者:理事11名(うち委任状出席2名)、評議員15名(うち委任状出席6名)、会員43名(うち委任状出席19名)
■議案: 第1号議案  総会決議事項(定款第27条)  平成27年度事業報告および決算
第2号議案  理事会決議事項(定款第36条) 平成28年度事業計画(案)および予算
第3号議案  評議員会決議事項(定款第45条) 理事の選任
第4号議案  理事会決議事項(定款第36条) 評議員の選任
第5号議案  理事会決議事項(定款第66条) 運営委員の選任

当日の理事・評議員会、総会について

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理事・評議員、会員の総勢32名の皆様に前年度の事業についてご報告するとともに、CSR活動の今後の方向性や今年度の取り組みについて共有することができました。

今年は、皆様からのご意見をいただく時間を多めにとらせていただきたいとの想いから、事務局から議事について説明したのち、意見交換、決議という進行形態をとりました。意見交換では、冨田秀実理事のご協力の下、GRIの最新動向についてお話いただき、議論の口火をきっていただきました。

皆様のご協力により可決いたしました上記の資料の中から、特に皆様にご覧いただきたいページをご報告いたします。

シリーズ勉強会 P2

変化が連続する時代において、企業、市場、社会がそれらに対応するにあたり、サステナビリティ情報の重要性は日に日に増しています。サステナビリティの裾野が広まっている現状を広くお伝えするため、コーポレートガバナンス・コードを金融庁の方より、ESG投資を実行し、スチュワードシップ責任を果たすファンドマネージャーの方よりお話をいただくなどし、サステナビリティ情報の新たな扱われ方を知る全5回のシリーズ勉強会を開催いたしました。

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シンポジウム
「EU会計指令改訂と非財務情報開示~中長期的な成長戦略・ESGにどう対応するか~」 P3

企業として後追いではなくESGを先取りし、リターン要因にして行くことが、社会と企業の持続的発展につながるものとの考えから、EUが2014年10月に改訂し、非財務情報(環境事項、社会・従業員関連事項、人権尊重、反腐敗・贈収賄事項に関連する情報)の開示を義務化した会計指令の翻訳のお披露目を兼ねたシンポジウムを開催しました。なお、EUはこの改訂の中で「欧州委員会は、非財務情報の報告に関するガイドラインを2016年12月6日までに発行すること」「指令を遵守するために2016年12月6日までに加盟各国で法などを発効すること」を明記しています。

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調査ならびに表彰制度への関わり P8

長期的な視点で地球環境問題に取り組むためには将来の(ここでは2030年~2050年としました)社会および社会的ニーズを想定することが必要との考えから、2014年より実施した未来データ&シナリオ研究会を実施。その派生プロジェクトとして、  長期目標を掲げる企業の先行事例調査を実施しました。低炭素杯事務局(実行委員長:小宮山宏)の理解を得て、COP21に合わせて企画した低炭素杯2016「ベスト長期目標賞」の表彰制度の審査に調査内容が採用されました。調査内容は、受賞10社+2030~2050年の長期目標を持つ企業群計26社を一覧にまとめて、会員の皆様にも閲覧いただけるように準備することとなりました。

サステナビリティ・レポーティングの国際標準をめざすGRI ガイドラインの普及・啓発事業 P9

GRIが企業や政府が依拠しやすいようにと、ガイドラインから標準化(スタンダード)に移行することを決め、グローバル・サステナビリティ・スタンダード・ボード(GSSB)メンバーである冨田秀実理事の協力を得て、状況を伺いながら日本で正しい対応がとれるようにしていくことが承認されました。5月18~20日のGRIの国際会議後、その報告を兼ねた標準化に関わるセミナーを日本でも開催する予定です。

 

ご参加の理事・評議員の皆様からは、今年度の事業計画について日本における所得格差の問題を深堀りすることが未来を考えるひとつの道筋になることのご意見やダイバーシティ推進において日本国憲法の策定プロセスから男女同権について知ることの意義など、貴重なご意見を多数いただきました。ともすれば、形式的な会になりがちな理事・評議員会、総会ですが、皆様より率直なご意見をいただき、有意義な会となりました。改めまして深く御礼申し上げます。

 

理事・評議員会、総会可決資料について

下記、理事・評議員会、総会可決資料をご案内いたします。 事前にご案内していた資料と可決資料の変更点としまして、事業報告で会員変遷の図を挿入した点について変更がございました。

 

以上

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